注文 送料込 芥川図色紙 伊勢物語 伊勢物語図色紙 六段芥川 新品 未開封

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商品説明 『伊勢物語』の中でも特に有名な場面を描いた「伊勢物語図色紙  六段芥川」です。決して叶わない相手に恋い焦がれた主人公は、ついにその相手を連れ出してしまいます。これは、背負われている女が草に宿る露を見て、「かれは何ぞ(あれは何ですか)」と男に尋ねる場面です。この作品では、男と女が見つめ合う一瞬の情景が表されますが、前方に流れる川はまるで、二人の行く末の困難を暗示するかのようです。絵の筆者は俵屋宗達、詞書筆者は連歌師の里村昌程と思われます。◆色紙の大きさ横21cmくらい  縦24.5cmくらい解説書付◆宗達の手になる伊勢物語の色紙が今日46枚伝わっている。それらは、一時期に描かれたものではなく、寛永の半ばころから慶安年間にわたる十数年間に描かれたらしい。いずれにも宗達による落款はないのだが、色紙と裏打ち紙との間にある覚書から、ある程度の情報が得られる。それによると、書の筆者は、高松宮良仁親王や万里小路雅房など、身分の高い人であり、晩年の宗達が、貴族社会と深いかかわりを持っていたことがわかる。伊勢物語は古くから絵画化されていた。源氏物語のなかにも、伊勢物語をテーマにした色紙らしいものが登場する。宗達の生きた時代にも、伊勢物語や源氏物語などをテーマにした色紙が上流階級の間で流行したようで、この伊勢物語にかかわる一連の色紙群は、そうした需要に応えたものと思われる。同時代の土佐派の色紙に比較すると、宗達の色紙はスケールが大きく、持ち前の金銀泥絵の技法を駆使して、小さいながらも豪華絢爛たる世界を現出せしめている。これは、伊勢物語第六段「芥川」の部分をイメージ化しているもの。業平と思しき男が、高貴な女を連れ出して逃げるが、芥川のあたりで休んでいるところ、女が鬼によって食われてしまうという筋だ。この絵は、男が女を背負って芥川にさしかかるところを描いている。詞書には、「女のえうましかりけるを、としをへてよはひわたりけるを、からうしてぬすみ出で、いとくらきに来けり」とある。

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